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商業的な筆のお仕事で掲載可能なものをご紹介いたします。


 

東京都 浅草
『浅草 彫やす』 様 
(※このページに使用している画像はお客様の許可を得て使用しております)

【ミラノで行われるタトゥコンベンションの看板ロゴのご依頼

ミラノでのお写真頂戴しました!

素晴らしい!




メールでご依頼の後
お電話でやり取りさせて頂きました。

私の個展をご覧頂いてのご依頼で

正方形の中にロゴを入れてほしいという
以外は



「全ておまかせしたい」
とのご連絡でした。



そして海外で使われるとのことで
「読めなくていい」
と何度も言われました。




正直
この「読めなくていい」という言葉は
私にとっては一番嬉しい言葉。

うぅぅと身体が興奮しました。

私は筆文字ロゴというものは
もう何度も書かせてもらっていますが
一番、私の中では難関なお仕事なんです。

だからどちらかというと
読めなくていいという一言で肩の力が抜けて
いいものが書けるというのが多いんですね。

まだまだ修行の身でございます。

▼こちら、幕看板にした実際の様子だそうです。すごい迫力ですね!



【ロゴではなく作品】

と、いうことで
私は当初から「ロゴ」ではなくひとつの作品としてのご提案に決めました。


そしてそれは、そうでないと
この「彫やす」さんの雰囲気に近づけない!
と身体で感じたのです。



【世界感を身体に知らせる】
圧巻!

私はまずホームページをじっくりと拝見しました。
これはとても重要な製作のひとつです。






個人様の作品以来でもそうですが
今はウェブログをなさっている方も多く
製作の時に教えて頂いた場合は、最初に拝見させていただきます。

そうすると何となくですが
その方の性格や雰囲気を想像し、ひとつの架空の顔まで想像できます。
(当たっているかどうかは五分五分ですが・・・)


結構、製作での意思疎通がやりやすくなるのが本当です。



 圧巻!

その独特の「彫やす」の世界感
身体に覚えさせる作業から入りました。


まず、感じた事は「繊細」
純粋に素晴らしく繊細でキレイだと想いました。

そして「クール」
そう、格好いいと想いました。


そしてこのタトゥの世界から連想する
お客様が求めている「書」を想像
しました・・・


ただ、激しいだけの書ではなく
深みのある繊細な線や、墨を表現したい。

これが私の理想となりました。
それは、お客様の御仕事の様子と重なるようにという気持ちそのものです。





【どこをポイントにするか】

製作までには数ヶ月かかりました。

大作なので、気合が必要です。

あと、この狭きアトリエではこのような大作は一日に数枚しか書けなかったのもあります。
(乾かないんです、すみません)




ポイントは最初から決めていました。
そう、ただひとつ。

おわかりですよね。



そう、この作は
『彫』で決めるしかないのです。


それから何度も「彫」の日々でした。



最近は、激しいロゴもご無沙汰でしたので
このご依頼は正直腕が吠えました(笑)

正直、一言で言うと
「あーこういうのやっぱり好きだー」と想いながら書いていました。


【あなたよ!】


そして、ある昼下がりの午後

小さなアトリエで「これだ!あなたよ!」という

『彫』が降りてきたのです。






画像を見てお分かりの通り、かなりの迫力です。


墨の散らし方が決定打でした。


【墨の散らし方、力の抜き加減⇒激しさ】

作品の右下方向に散った墨は
最初の一筆で散った墨です。


これがとても味を出してくれます。

そして、ただ激しいだけではなく
随所に力を抜いて描く部分を入れています。


こうすることで、激しさは倍増します。




この作がピカイチでした。
群を抜いてこれだと決まりました。


なのでこれだけ一点
ご提案させて頂いた作です。




【魅せたい部分を生かすため】

「浅草」の部分は、細めに描きました。
さりげないけれど主張させるため、
線筆の太細に細心の注意
を払います。




それもこれも
『彫』を生かすためです。



『とても気に入りました』
ご連絡を頂いたときに、ヒートアップし続けていた精神に
少し穏やかな風が流れます。




2007年2月
ミラノで無事に行われたそうです。


 とても素敵です。

しばし、ネット@書女でお仕事のご報告をさせて頂くことを中止しておりました。
この「彫やす」さんをどうしても掲載させて頂きたくご連絡差し上げました。

快く快諾して頂き、この場を借りて、深く深く感謝を申し上げます。
またこのような、素晴らしきお写真の数々を頂戴し掲載を快諾して頂きました事にも
深く御礼を申し上げます。


2007年春 永田紗戀




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